
左から看護師長 水嶋様、 経営戦略室長/DX推進室 副室長 杉田様、 地域連携部 看護師長 大藏様
所在地
長野県茅野市玉川4300
病床数
360床
診療科
内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、腫瘍内科、内分泌内科、代謝内科、腎臓内科、脳神経内科、感染症内科、リウマチ科、漢方内科、小児科、産婦人科、精神科、外科、消化器外科、乳腺外科、肛門外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、リハビリテーション科、耳鼻いんこう科、眼科、放射線科、歯科口腔外科、皮膚科、病理診断科、救急科、麻酔科
「あたたかな急性期病院」として、地域に根ざしたやさしく確かな医療を提供する、組合立諏訪中央病院 経営戦略室 室長/DX推進室 副室長の杉田 勇様、 地域連携部 看護師長 大藏 能律子様、 看護師長 水嶋 和美様にメドコムをご利用いただいてからの業務の変化や利便性についてお伺いしました。
病院のDXを進めていくため院内の問題点の洗い出しと、今後どのようなDXプランを立てていくかを検討することが主な業務です。直近ではAIをどう業務に落とし込むかなどを議論しています。医療の世界も優秀なシステムが次々と出てきているので、それをどう採用していくのか、今できていないことをどう実現していくのかをベンダーさんと会話したりしています。またシステム関連に知識や情報を、通訳のような役割となってわかりやく現場スタッフに共有して伝えることも重要な役割となっています。
これまで院内のコミュニケーションはPHSと院内メールを使っていました。メールシステムは古かったこともあって1対1でのやりとりでした。例えばリーダーにメールをしても休暇を取っていると、休み明けまで情報共有がされないといったことや、医師からはすべての診療が終わってからでないと返信がこないなど連絡のやりとりに不便さを感じることが多かったです。そのため、特に多職種間でのコミュニケーションにおいては、メールに代わるスムーズな連絡方法を検討していました。
PHSも電話帳の登録に手間がかかり検索もしにくかったので、連絡先一覧を紙に印刷したものを常に持ち歩いていました。特に組織を横断的に働くスタッフは、連絡先の番号も覚えきれないので必需品でした。

情報収集はいろいろとしましたが、端末管理システムやアプリの管理なども自分たちで頑張らないといけないとなると、それだけのマンパワーや管理ができるスタッフがいませんでした。メドコムはその部分もパッケージ化されて対応してくれるのは決め手のひとつでした。
コロナ前にPHS停波の発表があったことがスマホ検討のきっかけではありましたが、最終的にはやはりコミュニケーションの課題を解決したいことが決定打でした。医療の世界は良くも悪くも分業化されているので、職種間の接点が希薄になりがちになり、円滑にコミュニケーションするにはどうしたらいいか、なにかツールを使って組織を変える必要があるかなと考えていました。そこでスマホの活用、特に日常ではおおよその人が活用しているチャットを院内でも使ってみようとなりました。
チャットはもちろんですが、ログイン機能でスタッフの出勤状況がわかるのがとても便利です。電話をするときはもちろんですが、顔を合わせて会話をしたいときも出勤状況を確認してから相手のスタッフのところに行くので、病棟やフロアの不要な移動が減りましたし、「〇〇さん出勤していますか?」と病棟に問い合わせる必要もなくなりました。
また訪問看護などで院外にいるときに、急いで医師に連絡をしたい状況でも病院の外線に電話をかけて、そこから内線で医師を呼び出してもらってつながるという、間に誰かを介さないと連絡が取れませんでした。メドコムは電話帳から名前を検索すれば医師にダイレクトで電話ができるので、とても連絡が取りやすくなりました。

これまで訪問看護ステーションのスタッフのみが使っていたサービスなのですが、メドコム導入を機に病棟スタッフも利用できるようになりました。病棟スタッフからは病棟での処置の様子を訪問スタッフへ共有したり、訪問スタッフからは訪問時に患者さんのお家の間取りや段差など写真を撮って病棟スタッフに共有したり、訪問側・病棟側での情報共有に使っています。病院から退院後、在宅での対応依頼や入院中の様子などの情報を発信してもらって退院支援をスムーズにすることへつなげていきたいと思っています。
どんな病院で使っても一定のメリットはあると思いますが、特にチーム医療に取り組むなかでの使用はメリットがあるなと思います。チームのチャットに質問をすれば誰かが答えてくれたり、外来中の医師でもチャットを入れておくと合間に返信してくれたり、折り返しの電話をくれたりするので、コミュニケーションがスムーズになりました。多職種が共同して患者さんをケアする病院は、チーム間の連携をとるという部分でチャットを活用したコミュニケーションはとても有益だと思います。
私たちも課題になっていたことですが、組織を横断した連絡はチャットを使うようになって、これまでより密接にコミュニケーションをするようになりました。

当院が考えるDXは、医療専門職がいかに本来のやるべきことをやる時間を増やせるか、患者さんに還元できるかという観点で考えています。そのためにいいツールやシステムは導入して活用していきたいと思っています。そうすることで、患者さんがよりよい状態で退院できるという軸をもってDXに取り組んでいます。
また、院内からもこういうアプリが使えたら便利じゃないかなどの意見もあがってきますが、利便性とセキュリティのバランスは悩みがつきないところなので、メドコムがハブとなってつないでくれるといいなと思っているので期待しています。
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